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[ - | 2010/04/24/ Saturday | - | - | ▲ Page Top ▲ ]
『猫を抱いて象と泳ぐ』
主人公は異形の人、といえます。
生れた時から口がぴったりと閉じていて、産声をあげさせるために
医師は鋏で口を切り開き、そこに脛(すね)の皮膚を移植します。

生い立ちも影響して無口に育った少年の友は、デパートの屋上にいたという
「象のインディラ」と、狭い壁に挟まってしまったという少女「ミイラ」だけ。
しかし、学校で起きた事件がきっかけとなって、少年はチェスというものと、
その名人である「マスター」に出会い、数奇な人生に大きな転換期が訪れます。

心のよりどころとしていた者たちの最期がトラウマとなって、
「大きくなること」「成長すること」に恐怖と拒絶を覚える主人公は、
望みどおり成長期を迎えても身体は小さいまま。
かつて「詩人」と呼ばれた天才チェス・プレーヤーに憧れる彼は、
同じように美しい棋譜を綴るため「リトル・アリョーヒン」と呼ばれるように
なります。

著者独特の、美しく不思議な物語世界に、読み手も泳がされていく
感じがします。読む前は、物語の内容とミスマッチに思えるタイトルも、
美しい語感と、どこか映像的で幻想的な不思議なイメージが結びつき
これ以上ないくらい、ぴったりしていました。

エンターテイメントではなく、「物語」を楽しみたい人に、読んでもらいたい作品です。

 「大きくなること、それは悲劇である」

『猫を抱いて象と泳ぐ』より
[ 日本の小説 | 2010/04/24/14:37 Saturday | comments(0) | - | ▲ Page Top ▲ ]
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